江戸時代後期から昭和にかけて、足袋産業が栄えた行田市。現在は足袋を作っているのは数件となりましたが、残された足袋蔵を飲食店や施設として新たに活用しています。
そば屋「忠次郎蔵」もそのそのひとつ。長野県戸隠産のそば粉を使用した手打ちそばがいただける本格的なお店。そんな忠次郎蔵の様子を紹介していきます。
目次
忠次郎蔵について
忠次郎蔵は足袋の原料を扱っていた小川忠次郎商店の店舗・主屋として1929年(昭和4年)に完成しました。2004年(平成16年)には国の有形文化財に登録されてた貴重な建物です。
忠次郎蔵は、漆喰で塗り込まれた趣のある2階建て。1階が店舗として利用されています。
営業時間は11:00〜14:00、お昼の時間のみ。定休日は月曜日です。
忠次郎蔵の横へまわると、木造部分がさらに年代を感じさせます。天気の良い日は、外に出ているテーブルで飲食することもできるんですよ。
駐車場は店舗の横に。やや狭く、4〜5台停まればいっぱいになりそうです。
土間を上がると、和室続きの畳が広がります。部屋を見渡すと、神棚や金庫、障子、縁側など年代が感じられる内装。なんとも懐かしい気持ちにさせてくれます。
忠次郎蔵のメニュー
メニューはそば以外にも、うどん、飲みもの、天ぷら、行田名物のゼリーフライなど。メニューの一部を紹介します。(値段は税込)
- もりそば:650円
- かけそば:650円
- 十割そば:850円
- 揚げ餅そば:900円
- もりうどん:600円
- かけうどん:600円
- ゼリーフライ:100円
- 天ぷら:200円
注文すると木札の番号札が渡されました。この木札もレトロな感じです!
忠次郎蔵でそばをいただく
お昼ごはんにいただいてきました〜!
もりそば
長野県戸隠産のそば粉を使ったもりそば(650円)。こちらは普通盛り。大盛りはプラス200円です。
忠次郎蔵の蕎麦は手打ち。つるりと滑るような喉ごしが楽しめました。
こねて・伸ばして・畳んで・切る工程をお店でしています。麺の太さが違うのもいいですね。
ゼリーフライ
行田名物のゼリーフライは、おからとじゃがいも混ぜて揚げたもの。見た目はコロッケのようですが、衣は使わないのが特徴的。濃いめのソースがたっぷりかかってお腹も満足です。
おいしいお蕎麦とともに足袋の歴史が感じられる、そんなお店でした。行田市内に点在する古い建物や足袋蔵を散策してみるのもおすすめです。
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忠次郎蔵 店舗情報
- 住所:埼玉県行田市忍1-4-6
- 電話:048-556-9988
- 営業時間:11:00〜14:00
- 公式サイト:忠次郎蔵
※店舗情報やメニューは記事公開時点のものです。最新情報はお店等でご確認ください。