都心から最も近い蒸気機関車、秩父鉄道SLパレオエクスプレスで三峰口駅から熊谷駅まで子どもと乗車してきました。
SL運行日や料金、車内販売について紹介していきます。
目次
秩父鉄道SLパレオエクスプレスについて
SLパレオエクスプレスは熊谷駅から三峰口駅間を1日1往復。全区間乗車すると、片道約2時間40分の汽車の旅が楽しめます!
停車駅は、熊谷、武川、寄居、長瀞、皆野、秩父、御花畑、三峰口。車両C58363(シゴハチサンロクサン)は、東北地方などの旧国鉄で活躍したSLです。
2022年の運行日や料金は以下のとおり。
- 運行日:2022年3月19日〜12月4日(日)の土日祝日を中心に計101日
- 片道料金:通常の乗車料金とSL指定席券740円(大人・小人同額)
- SL運転日・運転時刻:秩父鉄道公式サイト
料金は乗車区間分の料金は「秩父路遊々フリーきっぷ」でも対応できます。
2022年のSLパレオエクスプレスは予約制の全席指定席。本来は自由席もありますが、現在は感染対策として設けられていません。
指定券は1ヶ月前から「秩父鉄道SL予約システム」で予約可能。車両と座席の位置を確認できるので安心です。支払いは乗車当日に駅窓口で現金支払いとなり、Suicaなどの交通系ICカードは利用できませんのでご注意ください。
三峰口駅のSL転車台公園もおすすめ!
秩父鉄道の終点となる三峰口駅には、鉄道車両公園の跡地を利用した「SL転車台公園」があります。熊谷駅へ戻るために蒸気機関車の向きを回転させるのがSL転車作業です。
SL運転日には蒸気機関車を整備する様子や回転するSLを見学できます。
※運行状況等により、見学や記念撮影ができない場合がありますのでご注意ください。
転車する前にSLの整備点検や発車の準備も見学。熊谷駅から三峰口駅に到着するまでにたまった灰を捨てる排炭作業や給水作業、給油などが行われます。
SLパレオエクスプレスが熊谷駅から三峰口駅間を1回往復するのに約9トンもの水が必要とのこと!
13:30頃にSLが転車台へ動きだし、慌てて見やすい位置に移動します。
少しずつ向きを変えながら回転し、先頭部分が熊谷方面に向いたら完了。蒸気機関車を間近に見学することができます。
三峰口駅から熊谷駅へ出発
SL転車台の見学を終え、発車時刻まで写真撮影しながら周辺をふらふら。三峰口駅周辺には駅前に飲食店2軒があるだけで、コンビニや商店はないので飲み物やちょっとした食べ物は持参するのがよさそうです。
そうこうしているうちに乗車するSLが汽笛を鳴らし、14:03の発車時刻が近づいてきたのを知らせてくれます。通常の改札口とは別にSL専用改札が設けられ、そちらから入場します。
発車10分前にドアが開きさっそく乗車。4両編成の車内は全て4人掛けのボックス席、窓は下半分が開きます。
車内で飲食物やお土産、グッズの販売をしています。
三峰口駅を出発しゆったりと走行していきます。車内放送では秩父市出身の落語家・林家たい平さんが車両C58363の紹介や秩父のガイドをしてくれます。
個人的な意見ですが上り熊谷方面の場合、車窓は進行方向右側がおすすめ。武甲山や荒川橋梁から見える河原、線路と国道140号が並行する区間がよく見えました。
途中、長瀞駅で8分間停車。ホームはSLを撮影する人々で賑わいます。長瀞駅を出たら終点までもう少し!
三峰口駅から約2時間40分、熊谷駅に到着。たっぷりと汽車の旅を堪能できました。都心から近く、秩父の日帰り旅に利用してもいいですね。