有機野菜の栽培で有名な小川町。その小川町の有機野菜を使った料理を提供している「有機野菜食堂わらしべ」へいってきました。
NHK「ふるカフェ系ハルさんの休日」にも取り上げられた古民家カフェです。(詳しい番組情報については後ほど!)
目次
玉成舎1階にある有機野菜食堂わらしべ
わらしべがあるのは、東武東上線「小川町駅」から徒歩で約10分ほどの場所。「玉成舎(ぎょくせいしゃ)」1階です。
1888年(明治21年)築の玉成舎はかつて養蚕伝習所、絹織物製作の講習などを行っていた場所。
あの板垣退助が講演で訪れた記録もある歴史的な建築物です。
2018年からはテナントスペースとして活用され、1階にわらしべ、2階に「武蔵ワイナリー直売所」と「インドネシア雑貨屋台ぶんぶん堂」が入っています。
駐車場
駐車場は3台分。建物横の赤いポールの内側に、縦で2台停めることができます。お隣の敷地は利用できないので、停めないようにしてくださいね。
さらにもう1台は道路を進んだ先、玉成舎の西側にあります。
駐輪場にはサイクルラックが用意されています。空気入れもありました。
有機野菜食堂わらしべの店内
では、築130年以上のお店の中へ入ってみます・・・!
正面玄関のガラス戸は重たく、なかなか開かない場合があるそう。古いので開けにくいみたいですね。「力いっぱい開けてください」と注意書きがありました。
正面入口の他に、縁側へ続くスロープが利用できます。車いすの場合はスロープを利用して中に入ることができます。
中はそのまま靴で上がって大丈夫です。
訪れたのは平日のランチタイム。この日は子どもが一緒だったので、子連れで行っても大丈夫か事前に電話確認したところ「全然大丈夫ですよ〜」とのこと。安心して行ってきました。
床は板張りで壁や襖を無くし、1つの広い部屋にしています。入ってすぐに、2人掛けのテーブルが3つ。天井からはおしゃれな照明が下がっています。
さらに奥には4つ掛けのテーブルが2つ。テーブルやイスも年季が入ったものばかり。
縁側には2人掛けの席が1つ。南向きなので、日差しが入り明るいです。
奥のお座敷は4人座れるテーブルが2つ。子連れだったので、こちらのお座敷にしてもらいました。
キッチン前のカウンターは6席ありました。
物販コーナーの棚には小川町で作られた「霜里しょうゆ」、柚子のジュース、コーヒーなど。
わらしべ手作りのスコーンが2種類(プレーンときな粉オーツ)。有精卵、全粒粉、自然塩、甜菜糖などを使い、素材にこだわりを感じます。乳製品と卵は不使用です。
小川町の無農薬有機野菜を使用したクッキーも。体に安心なお菓子が揃っています。
小川町で作られたレタス、サニーレタス、小松菜などの有機野菜もありました。
有機野菜の他に、小川町で有名なのが和紙。小川町の和紙で作った手裏剣をゲームセットにして販売していました。これは子どもが喜びそう。
古民家の雰囲気に合ったアラジンのストーブ。冬になると使用しているのかな。
2階武蔵ワイナリー
2階も見せていただきました。昔ながらの急な階段を上がっていきます。
2階の2部屋に「武蔵ワイナリー」と「インドネシア雑貨屋台ぶんぶん堂」が入っています。
「武蔵ワイナリー」では、小川町産ブドウ100%使用の無農薬無添加ワイン、選りすぐりの日本ワイン、無農薬栽培米イセヒカリで醸した日本酒などをいただくことができます。
カウンター席もありますが、窓際の席もおしゃれ。
2階インドネシア雑貨屋台ぶんぶん堂
「インドネシア雑貨屋台ぶんぶん堂」ではアクセサリー、布小物、バティック(ジャワ更紗)、イカット(絣)、バスケットなど。インドネシアで買い付けた雑貨や小物を販売しています。
有機野菜食堂わらしべのメニュー
さて・・・1階に戻ります。わらしべのメニューがこちら。
ランチメニュー(11:30〜14:30)
ランチメニューは、大きく3つ。日替り定食、ピタパンサンド、本日のパスタです。
日替り定食は限定10食で平日のみ。土曜・日曜はやっていません。税込で880円なのはお得感ありますね。
写真付きのメニューもあります。ランチメニューにプラス250円でドリンク(コーヒー・紅茶・ゆずの贅沢・ジュース・穀物コーヒーなどから1つ)が注文できます。
ティータイムメニュー(14:30〜17:30)
- フレンチトーストセット:800円
- バナナパンケーキセット:800円
- バリ風ライスプティングセット:750円
- 自家製ジェラートセット:720円など
セットにはドリンク(コーヒー・紅茶・ゆずの贅沢・ジュース・穀物コーヒーなどから1つ)が付きます。
ディナータイム(17:30〜20:00)
ディナーではお酒、おつまみ、ピッツア、パスタ、ドリア、などがいただけます。パーティーコースは2名から1,980円でできるとのこと。
- 地ビールセット:850円
- ピッツァ:950円
- パスタ:950円
- 野菜たっぷりドリア:980円
- オムライス:980円
- ナシゴレン:950円
- チキンソテー:980円など
有機野菜食堂わらしべのランチ
ランチでいただいてきたのはこちら。
日替り定食(オムライス)
限定10食の日替り定食、いただいてきました。シャキっとした新鮮な有機野菜のサラダと出汁の香りが漂う大根のみそ汁が付いています。
オムライスの上にはきのことほうれん草のクリーム。卵も小川町産です。ふんわりとした卵に包まれたケチャップライスは玄米。オムライスとクリームソースとの相性もいいですね。
パスタセット(きのこ納豆)
パスタセットは前菜とサラダ付きです。前菜はまだ湯気が出ている焼きたてのオムレツ。ほわっと柔らかい。
2種類の天然酵母のパンも付いています。オリーブオイルとバターが塗られ、もっちり感と香ばしさがやみつきに。
そして、パスタのきのこ納豆。しいたけ、しめじなどのきのこ類に納豆がたっぷり!
納豆ときのこってどうかな?と思いつつ、よく絡ませて食べると・・・これはおいしい!味付けはしょうゆベースでさっぱり。にんにくや鷹の爪は入っていないようでした。
ピタパンサンド(テンペカツ)
4種類にピタパンサンドから、テンペ(大豆)カツを注文。テンペとは、大豆の発酵食品のことなんだそう。食べやすいよう紙に包まれています。
大豆製品だからと、豆腐の柔らかさを想像しながらかじってみたら以外と固くてびっくり。食感や味はおからナゲットみたいで、さっぱりとしています。
有機野菜を使った体に優しい食事を堪能してきました。11:00〜12:00の約1時間滞在しましたが、お客さんは私たちを含め4組。静かな雰囲気の中、ゆっくりと過ごせて満足です。
移転前のわらしべ店舗
移転前のわらしべにも訪れたことがあります。当時はさらに小川町駅の近くでした。
移転前はこじんまりとした店舗で、専用駐車場もなかったんですよね。有料駐車場を探して停めた記憶があります。
間口が狭く奥行きのある建物で、昔の小川町特有の造り。席数が少なく全体が見渡せる店内でした。
その時は、スコーン2種類とアイスコーヒーをいただきました。暑い日だったので、アイスコーヒーが特においしかった・・・。
NHK「ふるカフェ系ハルさんの休日」にも登場!
わらしべは、NHKの人気番組「ふるカフェ系ハルさんの休日」にも登場しました。(放送日は2019年5月23日)
ふるカフェ系ハルさんの休日とは・・・
一歩足を踏み入れば懐かしい空間が広がる、それが古民家カフェ。俳優、渡部豪太さんふんする主人公ハルが、全国の古い建築を再生した“ふるカフェ”を訪ねるドラマ。
ふるカフェ系ハルさんの休日公式サイトより
有機野菜わらしべ 店舗情報
- 住所:埼玉県比企郡小川町小川110−1
- 電話:0493-74-3013
- 営業時間:ランチ11:00〜14:30/ティータイム14:30〜17:30/ディナー:17:30〜20:30(L.O.20:00)
- 定休日:月曜・火曜
- 駐車場:3台(無料)