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秩父神社や豊かな自然に囲まれた武甲山、ご当地グルメなど見どころいっぱいの秩父。
秩父神社の表参道、番場通りから2〜3分の場所にある「町住(まちじゅう)客室 秩父宿」では古民家をリノベーションした宿泊施設に滞在しながら、秩父の町歩きを楽しめるプランが用意されています。
久しぶりの一人旅で1泊してきましたので、宿泊の様子と秩父のまちの魅力をたっぷりご紹介します。
※町住客室 秩父宿様から招待いただきました。
目次
町住客室 秩父宿について
秩父市内に点在する「町住客室 秩父宿」の宿泊施設は全部で3棟、全7室。
客室の名称は元々、住んでいた方のお名前や職業、庭に植えられている木にちなんで付けられています。
- 桐の匠 吉棟(3室):桐KIRI、匠TAKUMI、吉KICHI
- 和空間 多豆棟(2室):白梅SHIRAUME、銀木犀GINMOKUSEI
- 箱庭 猿楽庵棟(2室):卯茶妓USAGI、香和豆KAWAZU
町住客室 秩父宿 フロント
全ての部屋のチェックインは、桐の匠 吉棟に併設されたフロントで行います。
- 住所:埼玉県秩父市上野町17-3
- 電話:0494-26-6061
- チェックイン受付時間:15:00~21:00
- アクセス:西武鉄道「西武秩父駅」から徒歩9分/秩父鉄道「秩父駅」から徒歩8分
- 駐車場:専用駐車場あり
秩父駅から徒歩8分、番場通り近くの「桐の匠 吉棟」
今回宿泊したのはフロントを兼ねた桐の匠 吉棟のお部屋。
日本家屋の面影を残す昭和初期の建物は、桐の匠 吉棟は桐だんす職人・定吉さんの自宅兼工房。現在は宿泊施設として3部屋(桐KIRI・匠TAKUMI・吉KICHI)備えています。
まずばフロントではチェックイン。
チェックインは15時からですが、その前に町歩きをしたい場合はフロントで荷物を預かってくれます。必要な物だけ持って身軽にお出かけできるのがうれしいですね。
フロント裏側の宿泊棟へ一歩足を踏み入れると、目の前に広がるのは大きなテーブルとイスが置かれたラウンジ。
板張りの天井や家具、建具はもともと使われていたもので昔のお家に遊びに来たようです。
和室で使われていた飾り窓やたんすをリノベーションした靴箱が置かれ、思わず立ち止まり、じっくりと見渡してしまいます。
大きな窓の向こうに見える中庭の鮮やかな新緑も相まって心地良い空間。お部屋だけでなく、ラウンジで過ごす時間もおすすめです。
ラウンジにはフリードリンクコーナーを完備。ラウンジ内での飲食となりますが、冷蔵庫のアルコールやお水を自由に飲んだり、おつまみを食べたりとうれしいサービスがあります。
吉KICHI
今回、私が宿泊したのは「吉KICHI」のお部屋。全面バリアフリーでコンパクトにまとまり、1人で過ごすには贅沢な広さでした。
テーブルの下が火鉢だったり、ベッドのフットスローは着物の帯が置かれたりと生まれ変わった品を見つけるのが楽しく、生活をしていた当時を彷彿とさせる味わいがあります。
今では手に入らないような年代物の調度品が多くじっくり、じっくり味わいます。
寝室の扉を開るとトイレと洗面所、浴室までがつながっています。これなら夜トイレに行くときも怖くないなんて思ったり。
洗面台には歯ブラシセット・くし・体を洗うタオル・カミソリなど、浴室にはシャンプー・コンディショナー・ボディーソープが置かれています。
浴槽を利用しましたが十分な広さで身長170cmの私でも足を伸ばしてゆったり。館内に貸切風呂もありますが、部屋のお風呂でも充実の時間が過ごせました。
室内には館内着・バスタオル・フェイスタオル・使い捨てスリッパ・靴下・湯かごがあり自由に利用できます。
これだけ準備されているので、手ぶらで訪れても安心して過ごせそうです。
冷蔵庫のminiBARには、ミネラルウォーターや野菜ジュース、ビール、日本酒が置いてあります。ラウンジだけでなくお部屋の飲料類もしっかりと揃えられています。
匠TAKUMI
こちらは見学のみですが、匠TAKUMIのお部屋。畳敷きなので足を伸ばしてのんびりくつろげます。
昭和天皇がご覧になったという桐だんすや白い和じみが付いたちゃぶ台、くるくる回すねじ式の窓の鍵が目に付き、昔ながらの風合いや歴史が感じられます。
階段を上ると、床の間が付いた和室にセミダブルベッドが2つ。1階と2階分かれているので、家族や友人で訪れても気兼ねなく過ごせる広さです。
浴室は暖かみのある火色が美しい信楽焼きの浴槽。陶器の浴槽は保温性に優れているのでリラックス効果も期待できそうです。
浴室の手前には和洋折衷の脱衣所。板目のきれいな木の洗面カウンターが置かれています。
お風呂(貸切風呂)
「桐の匠 吉」にはサウナ付き貸切風呂(1組45分間)を2つ用意。
宿泊者は「からりの湯(ドライサウナ)」または「しっとりの湯(ミストサウナ)」のどちらか入浴できます。
ミストサウナに入りたかったのでしっとりの湯に入浴。大浴場のように広いお風呂を独り占めできる贅沢な時間です。
人目を気にすることなく、完全にプライベートな時間が過ごせました。
入浴後はラウンジのビールで乾杯。秩父の地酒もいただいて今夜はぐっすり眠れそうです。
宿泊だと車の運転や終電のことを考えず飲酒できるのがうれしいですね。
朝までぐっすりと眠り、気持ち良く目覚めた朝。
昨夜の貸切風呂は朝から男湯・女湯として利用できます。朝風呂に入って気分もすっきりさっぱりです。
素泊まりプランですが、なんとうれしい軽朝食付き。「ははそおむすび」セットをいただきました。
「ははそ」とはナラやクヌギの木の古語で、秩父神社の森を柞の森と呼んでいたことにちなんでいます。
朝食後は最後の憩いの時間を過ごしチェックアウト。
ひとりステイでも全く退屈せず、別荘のようなプライベートスペースを満喫しました。
帰宅してからも「いい時間だったなぁ」と宿泊した日のことを思い出します。秩父を訪れた際はぜひおすすめの宿です。
サービスが受けられる秩父「町歩きパスポート」
「町住客室 秩父宿」宿泊者特典の「町歩きパスポート」を手に秩父のまちを散策してきました。
パスポートを提示すると提携している飲食店や雑貨店、銭湯などで特典が受けられます。
宿泊に町歩きを組み込むことで、秩父のことをより知れるきっかけとなりそうです。
回ってきたお店をご紹介。
秩父ふるさと館内の「そばの杜」ではパスポート提示で大盛りのサービス。
武甲酒造では日本酒の試飲をさせてもらいました。
番場通りの喫茶店、パーラーコイズミでは食事をすると食後にアイスクリームがいただけます。
銭湯「クラブ湯」と「たから湯」ではなんと料金が無料に。今回はクラブ湯で入浴してきましたよ。
秩父の町には歴史を重ねてきた貴重な建物やお店、ノスタルジックな雰囲気が漂うエリアがそこかしこにあります。
時にはガイドブックに載っていない裏道や隠れた名店など、思わぬ景色を知ることができるのも町歩きの醍醐味。
秩父の町歩きも楽しめ、住むように泊まる体験ができる町住客室 秩父宿。秩父が初めての人も何度も来ているリピーターも、どちらの観光客にも満足度の高い時間になると思います。