埼玉県神川町と群馬県藤岡市にまたがる下久保ダムを模した「ダムカレー」を食べてきました。
ダムカレーとはライスを水をせきとめる堰堤、ルーを貯水池に見立てたカレー。全国各地でダムにちなんだカレーが販売され、ダムファンを中心に人気を集めています。
下久保ダムについて
ダムカレーを食べる前にまずは下久保ダムを見学してきました。利根川水系神流川に建設されたダムで1968年(昭和43年)に完成しています。
下久保ダムを造る際にできたのが人口湖の神流湖です。湖面周辺では春は桜、秋には紅葉、ワカサギやブラックバス釣りなどが楽しめます。緑色の湖面は季節によりブルーや緑など、色が変化する特徴を持っています。
堰堤は全国では珍しいL字型で長さは605m。堰堤の上は普通車やバイク、自転車などの通行が可能です。
せっかくなので、群馬県藤岡市側から通路を歩いてみました。
道路の途中に埼玉県と群馬県の県境があり、コバトンとぐんまちゃんの標識が出ています。
埼玉県側には神流湖を見下ろす高台に城峯公園があり、たくさんの植物が見られることでも有名。中でも数百本植えられている冬桜は人気があります。
道の駅上州おにしで下久保ダムカレー
下久保ダムの見学を終え、ダムカレーを食べに道の駅上州おにしに到着です。ダムカレーは藤岡市や神川町周辺の複数の飲食店で提供されています。
群馬県藤岡市の国道462号線沿いにある道の駅上州おにし。敷地内には旧譲原小学校の校舎や譲原石器時代遺跡の展示を見学できます。
1階は全国のダムカードの展示や三波石の歴史・展示、2階は食事処とお土産を販売しています。
2階暖炉亭では、下久保ダムカレーや手打ちの蕎麦、焼きそば、ナポリタンなどを提供。一部はテイクアウトも可能です。ここでは、もちろん下久保ダムカレーを注文!
食券を渡して10分ほどで運ばれてきた「下久保ダムカレー」900円。
下久保ダムの特徴的なL字型の堰堤を作るのが難しいそうですが、見事にライスで象られています!
ライスの奥にはキャベツの千切り、カットオレンジ、ポテトサラダ、から揚げ2個、こんにゃくのフライ2個、福神漬けが添えられています。
ライスを崩していくと、せき止めていたルーがこぼれるほどたっぷり。
口に入れるとトロッと濃いめの家庭的な味でご飯が進む、進む。から揚げと一緒に食べると豪華でおいしさが増します。野菜が溶け込んだ甘めのルーで具はじゃがいもと肉(おそらく鶏肉)が確認できましたよ。
こんにゃくのフライは初めてでしたが、硬めの弾力とサクサクとした衣がよく合います。
ボリューム感がありおいしく完食!もし、量が多い場合は注文時に減らすことができるそうですよ。
下久保ダムの見学直後に食べるという、下久保ダムカレーの醍醐味を味わいました。訪れた際は、ぜひ食べてみてください。