大正時代に建てられた、行田市の指定有形文化財「旧忍町信用組合店舗」。移築と改装を重ね、現在は飲食店「Vert Cafe(ヴェールカフェ)」として建物を活用しています。
1歳の娘を連れてランチに行ってきましたが、広めのキッズルームやキッズメニューがあり、子連れでも過ごしやすい雰囲気でしたよ。
目次
水城公園内のヴェールカフェへ
ヴェールカフェがあるのは行田市の水城(すいじょう)公園の敷地内。緑に囲まれた公園を散歩しながら辿りつきました。

レトロな外観が目を惹く旧忍町信用組合店舗。「Vert Cafe(ヴェールカフェ)」の名は、公募で決定した愛称です。「Vert」はフランス語で「緑」ということもあり、外装が緑なんですね!

1922年(大正11年)に開店した旧忍町信用組合店舗は、元々は行田市内の別の場所にありました。
2018年4月に水城公園内に移築され、カフェとして営業しています。移築完成時には内覧会も開かれましたよ。

店舗前の広場にはベンチとパラソルが用意されています。こちらでも飲食可能なので、天気が良い日は外で食べるのもよさそう。
Vert Cafe店内の様子
中に入る時には靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます。スリッパは子ども用もありますよ。

入口には移築前の旧忍町信用組合店舗の写真が飾られています。

1階の床はフローリング。2人掛けのテーブルが3つと子ども用のイスも用意されています。

そして、1階の客席横には嬉しいキッズスペースが!ベビーゲートが設置された8畳ほどの広さにベビーベットやおもちゃが置いてあります。
キッズスペース内は、テーブルと子ども用のイスもあるので飲食も可能。子どもにおもちゃを触らせながら食事ができるので、親の方も少しは落ち着いて食事ができそう。

エレベータを使って2階へ。階段もありますが、安全面を考慮しお客さんはエレベータで移動なんです。

内装は古い洋館を思わせる天井や窓枠で飾られ、レトロな雰囲気。建物内を見学するだけでも楽しめます。

2階の窓からは水城公園の池を見下ろすことができます。食事をしながら景色が眺められる贅沢な空間です。

2階には授乳とオムツ替えの部屋が用意されています。赤ちゃんも一緒に連れて来られる設備が整っているので安心です。
Vert Cafeのメニュー
では、ヴェールカフェのメニューを紹介していきます!

メインメニューは主に2つ、ゼリーフライピタサンドと行田古代米カレー。

プラス200円でドリンク(コーヒーか紅茶)、行田セット、ナゲポテセットのいづれかが付きます。
ドリンク付きのキッズメニューも用意されています。




ピタパン、ゼリーフライ、コーヒー、デザートの一部は市内の店舗が提供しています。行田産の食材が使用されていたり、たっぷりと行田を満喫することができますよ。

カフェでは子育て中のママも働いているそうなんですが、「子どもを連れて働く」ことも可能だそう!こういう職場が増えると嬉しいなぁ。
Vert Cafeで注文したのはこちら
ゼリーフライピタサンド

行田といえば、ゼリーフライが有名ですね。ということでこちらを注文。
行田市の精肉店「鳥正(とりせい)」のゼリーフライと、同じく市内の「パッツオ・ディ・ピッツア・ギョウダ」のピタパンを使用。そこへ行田産の野菜が加わった一皿です。

付け合わせはサラダとれんこんチップ。ピタパンに全部入れてパクリ!ボリュームたっぷりなピタパンを頬張ります。
アイスティー

プラス200円でコーヒーまたは、紅茶(ホット・アイス)が付けられます。訪れた日は日差しが強かったので、アイスコーヒーを注文。キーンと冷えたコーヒーがほっとさせてくれます。
キッズおにぎり

娘はゼリーフライも少し食べつつ、おにぎりを注文しました。シンプルな塩むすびです。
和ティラミス

行田市の豆腐店「かどや豆腐」の行田産青大豆のざる豆腐を使用。
豆腐とマスカルポーねチーズを合わせたクリームに黒糖を染みこませているんだそう!甘さ控えめでさっぱりとした優しい口溶けでした。
行田市の貴重な文化財を利用して、行田市の名産品を使った食材がいただける、行田の魅力が詰まったカフェ。
子育て世代としては、子連れOK・キッズスペースあり・授乳&オムツ替えの部屋あり・キッズメニューありと子連れでも過ごしやすい設備が整っていて嬉しいですね。
行田市には他にも忍城、足袋蔵、さきたま古墳など観光スポットもたくさん!巡ってみるのもおすすめです。