飯能市の郷土菓子「四里餅(しりもち)」は小判の形をした餅菓子です。
飯能へ行った時に購入してきたので、買えるお店や値段、賞味期限を紹介していきます。
目次
飯能「四里餅(しりもち)」が買える場所・お店は?
四里餅は飯能市の和菓子店「大里屋」が製造・販売しています。
大里屋本店は市街地から離れた名栗方面へ向かう県道70号線沿いにあります。
最寄り駅の西武池袋線「飯能駅」からは車で10分ほど。
すぐ近くを名栗川が流れていたので、木材を乗せた筏が下っていたのかな・・・なんて想像しながらお店へ向かいました。
- 住所:埼玉県飯能市永田453
- 電話:042-972-3600
- 営業時間:8:30〜17:00
- 定休日:月曜
「四里餅」と書かれた大きな看板が建っているのですぐにわかります。
到着したのは日曜日の15時過ぎ。四里餅が売り切れるかもしれないと思い、事前に電話で取り置きしていました。
大里屋の女将さんによると土日は閉店前には売り切れることが多く、この日も14時に売り切れてしまったとのこと。
必ず購入した場合は連絡して確認するのがおすすめです。
「大里屋」で購入したときに四里餅の意味や由来が同封されていました。
「四里餅」という名は昔からあったものではなく。大里屋のご主人が名付けたそうです。
今を遡る百余年、この名栗川を西川材が筏に組まれて盛んに切り出される頃、四里の急流を竿一本であやつることは大変むずかしく、特にあづま峡に入ると岩数も多く、筏師の難所といわれた。
ちょうどその頃、あづま峡付近の小さな茶店で餅を売る親爺があり、筏乗りはいつもこの餅を食べ(しりもち)もつかず、いかなる難所も一気に乗り切ったという話が伝わっており、古来より西川名物の一に数えられ、万人の方々より絶賛を博しております。
飯能市「大里屋本店」より
約100年前、飯能の名産品「西川材」で使用する木材をいかだで運ぶことになっていた。名栗川の難所を超えるために餅菓子を食べ、しりもちも付かないで乗り切ったことから名物となった。という話。
飯能「四里餅」の賞味期限・日持ちは?
四里餅の賞味期限は購入当日中。生ものなので早めに食べるのがおすすめです。
自宅に帰ってからさっそくいただきました。
四里餅はつぶあんとこしあんの2種類。
横向きに縦の焼印が「こしあん」、縦向きに縦の焼印が「粒あん」にして区別をつけています。
手に取ると、とろけるような柔らかさにびっくり。
半分に分けようとすると、びよーん!とどこまでも伸びていく。
口の中に入れると餅と餡がとろけ、切り餅の食感ではなくふわふわです。
餡はしっかりとした甘さがあり、飲み物と一緒に食べるのがおすすめ。お茶菓子やお土産にすると喜ばれそうです。
餅が柔らかいのは購入日中ですが、固くなった場合はオーブントースターで温めて食べてみてください。
翌日、固くなったのでトースターで温めてみました。
餅の表面はカリッと香ばしく中身はもっちり、ふんわり。温めると餡が柔らかくなり、前日食べた四里餅とは全く違う餅菓子でおいしくいただけます。
柔らかい四里餅もいいけど、温めて食べるのもおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。
飯能「四里餅(しりもち)」の値段は?
四里餅の値段は、こしあん・粒あんとも1個160円。
4個、5個、6個、10個入りがありますが1個あたりの値段は同じです。
- 1個:160円
- 4個入り:640円
- 5個入り:800円
- 6個入り:960円
- 10個入り:1,600円