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日本最古の通貨、和同開珎(わどうかいちん)の発祥地とされる和同遺跡。その近くに佇む和銅鉱泉「ゆの宿 和どう」は秩父・長瀞で人気の宿です。
夏休みに子どもと一緒に1泊してきたので、館内や客室、お料理、お風呂など、宿泊の様子を紹介します。
(ご招待で宿泊してきました)
目次
歴史ある和銅鉱泉「ゆの宿 和どう」
ゆの宿 和どうは関越道「花園IC」から約45分、秩父鉄道「和銅黒谷駅」から徒歩15分の場所にあります。
和銅黒谷駅からは宿の無料送迎があるため、電車でのアクセスも便利です。
ゆの宿 和どうの客室は全38室。1泊2食付き宿泊のほか、素泊まりや朝食のみの宿泊など、ゲストのニーズに合わせたプランを数多く展開しています。
到着すると、和同開珎と色鮮やかな和傘のオブジェがお出迎え。記念写真を撮るにもぴったりのエントランスです。
暗くなるとライトアップされ、幻想的な空間が作り出されていました。
フロントからロビーに入ると、まぶしいくらいに鮮やかな緑が飛び込んできます。
テラスを下りれば前を流れる横瀬川の河原で遊ぶことができ、自然に囲まれているのを実感。新緑や紅葉、雪景色など、一年を通して秩父の情景を眺められるそうです。
ロビーのソファで一息ついていると、ウェルカムドリンクのアイスティーが運ばれてきました。なんと、コースターは和同開珎!一風変わったデザインに子どもと盛り上がり、ほっこり心が和みます。
「秩父温泉 ゆの宿 和どう」露天風呂付き客室
チェックインを済ませ、宿泊する別館せせらぎの露天風呂付き客室へ。
和どうの露天風呂付客室は全14室。浴槽が岩・陶器・檜だったり、部屋を行き来できるコネクティングルームだったりとそれぞれ趣が異なります。
宿泊したのは103号室「蓬」。8畳の和室、フローリングのベッドルーム、テラス、檜の露天風呂付きという間取りです。
大人1人と子ども2人で過ごすには広く快適で清潔感もあります。ベッドのほか敷き布団もあるので家族や友人でと利用できるお部屋です。
アメニティは浴衣、バスタオル、フェイスタオル、歯ブラシ、化粧水、乳液、ヘアトニック、ヘアブラシ、髭剃り、綿棒など。
浴衣と羽織は大人分だけでなく子供サイズも用意されていたので、子どもたちは楽しそうに着替えていました。
楽しみにしていた客室露天風呂は、川のせせらぎが聞こえ開放感抜群!
足を伸ばしながらお湯に浸ると、忙しい日常を忘れプライベートな空間を満喫できます。好きな時間に好きなだけ入浴できるのが客室露天風呂の魅力ですね。
客室露天風呂は温泉ではありませんが、ゆの宿 和どうの温泉の素を入れることで人工温泉として利用できます。
露天風呂の隣はカランとシャワー付きの洗い場でシャンプー・コンディショナー・ボディーソープが置かれています。
扉が付いているので外から虫が入ることなく安心して使えました。
湯上がり後はテラスのガーデンチェアに座りクールダウン。ぼーっとしながら澄んだ空を眺め、蝉の鳴き声と鳥のさえずりをBGMにリラックスした時間が過ごせました。
「秩父温泉 ゆの宿 和どう」の大浴場
大浴場は岩風呂「岩鏡」と檜風呂「檜扇」の2つ。
古い歴史を持つ和銅鉱泉は、鉱泉を目薬や切傷に使用し特効したという伝承から“薬師の湯”と呼ばれています。
男女の浴室の入れ替わりと清掃時間以外は、ほぼ24時間利用可能。
日帰り入浴も可能で時間は11:00〜14:00、料金は1,000円(フェイスタオル付き)です。
2つの大浴場をそれぞれ夜と朝に入浴してきました。
岩風呂「岩鏡」
朝風呂は「岩鏡」へ。岩風呂という名のとおり、秩父蛇紋石を床材に使用した内風呂です。
秩父地方で産出される秩父蛇紋岩は、綺麗な深緑色の石の中に白い筋が入っているのが特徴で蛇の紋様のように見えます。
外には朝の目覚めに最高な露天風呂。前に広がるモミジのすき間から横瀬川を見下ろすことができ、爽快目のは秋には紅葉が楽しめます。
檜風呂「檜扇」
浴槽内の壁面に檜を使用した木の温もりが感じられる内風呂。夜だったので景色は見えませんでしたが、檜のかおりがほのかに漂い気持ち良く入浴できます。
露天風呂は「岩鏡」より大きくより、爽快な気持ちで景色と雰囲気が楽しめました。
「秩父温泉 ゆの宿 和どう」の貸切風呂
貸切風呂「茱萸-ぐみ-」も利用してきました。
大浴場「岩鏡」「檜扇」の隣にあります。
子どもが少しくらい騒いでも人目を気にせずゆっくりとお風呂タイム。カラン・シャワーが2つ備え付けられ、家族で入るには十分でした。
せっかく温泉宿に来たのだから身内だけでゆっくり入浴したい方におすすめです。
「秩父温泉 ゆの宿 和どう」の夕食
夕食は3階の個室食事処で17:45から。子どもが就寝時間を考え早い時間でお願いしましたが、快く対応してくれました。
個室は8畳ほどの静かで落ち着いた和室。掘りごたつ席なので足を伸ばしてゆっくりと食事ができます。
お品書きには旬の食材を盛り込んだ料理の数々。季節により献立を変え四季の移ろいを料理で表現しているそうです。
いただいたお料理をいくつかご紹介。
まずは食前酒「桃ワイン」で乾杯。
先付「鱧おくらとろろ」「梅肉」や前菜「無花果酒粕クリームチーズ」「レタス生ハム巻き」「焼茄子胡麻クリーム掛け」。
「薬膳スープ」にはナツメ、蓮の実、鶏肉、大蒜、生姜、くしの実などが入っています。
健康的で夏バテや疲れに効きそうなので、よく味わいいただきました。
刺身は本鮪、かんぱち、サーモン、鯛、蛸。
秩父で本鮪が食べられるとは思いませんでした!程よくのっている脂と赤身、旨味のバランスがよく口の中でとろけます。
太刀魚の焼物や凌ぎ「素麺サラダ仕立て」「ちりめんじゃこ大根・水菜・茗荷・トマト」、強肴「深谷牛と丸茄子冷しゃぶ風」など。
料理には埼玉県産の食材が使われこだわりが感じられます。
揚物「海老鹿の子揚げ」「早松茸」「ズッキーニ」煮物「豚角煮」「夏大根」。
水の物はメロン・マンゴー・スイカ・秩父のぶどう「山ルビー」。
温かいものは温かく味わえるよう、配膳のタイミングや飲み物の声がけなど細やかな気配りも完璧で終始楽しく過ごせました。
子どもには茶碗蒸しや揚げ物、煮物、サラダなど食べやすい料理が並んでいました。
お米は埼玉県産「彩のかがやき」を使用していたのですが、子どもが「おいしい!」と何杯もおかわり。いつもはこんなに食べないのに、よほど気に入ったようです。
「秩父温泉 ゆの宿 和どう」の朝食
朝食は広い会場で7:30から。開始時間はいくつか選択でき、わが家は一番早い時間にお願いしました。
部屋ごとにテーブルが並び、主食のプレートやサラダ、フルーツなどはすでに配膳されていました。
白米・お味噌汁・生卵・納豆・ヨーグルト・パン・ジュース・お茶・コーヒーなどは、バイキング形式で提供されています。
特にうれしかったのがアクアファーム秩父の「ちちぶの地卵・野生卵」が用意されていたこと。テレビで紹介されていたのを見て、一度食べたいと思っていたのです。
鶏の餌は漢方薬と秩父の湧き水・定峰源流水という生活環境にこだわり育成したのちの卵。黄身が濃厚でおいしく卵かけご飯を2杯も食べてしまいました!
ブルガリアヨーグルトはアロエ・いちご・ブルーベリーと3種類も用意されています。
ジュースや牛乳、リンゴ酢、ホットコーヒーなどのドリンク類。ホットコーヒーは部屋に持ち帰りできるよう蓋付きカップが置かれています。
ベーコンエッグや焼き魚、とろろ芋、サラダ、スイカなどが並び、豪華な朝ご飯。秩父のご当地グルメ「みそポテト」もあり、旅先でしか味わえない料理に心もお腹も満たされました。
子どもにも主食プレートに料理が盛られ、朝からしっかりご飯をいただきます。
食後は大浴場で入浴、部屋休憩してチェックアウトしてきました。
秩父の自然に囲まれ非日常のひとときを過ごせる「秩父温泉 ゆの宿 和どう」。
1泊2日では時間が足りず、1週間くらい宿に籠もり滞在したくなったほど。季節を変えて再訪したい宿です。秩父・長瀞観光の宿泊の際はぜひおすすめです。
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秩父温泉 ゆの宿 和どう 施設情報
- 住所:埼玉県秩父市黒谷813
- 電話番号:0494-23-3611
- 車でのアクセス:練馬ICより約70分(関越道「花園IC」より約45分
- 電車でのアクセス:秩父鉄道「和銅黒谷駅」より徒歩15分、無料送迎あり
- 駐車場:52台(マイクロバス2台、乗用車50台)
- チェックイン/アウト:15:00/和室通常客室10:00、露天風呂付客室11:00
- 公式サイト:秩父温泉 ゆの宿 和どう【公式】