深谷市唯一の映画館「深谷シネマ」。七ツ梅酒造跡の中にあり、建物は古い酒蔵を利用しているという、とても珍しい映画館です。
館内の様子や鑑賞料金、上映作品について紹介していきます。
目次
深谷シネマについて
深谷シネマは、深谷駅から徒歩で10分ほどの場所にあります。
初めて訪れる場合は、まず中山道沿いの七ツ梅酒造跡を目指しましょう。
レンガ造りや古い建物が多く残る深谷市。300年以上続いた七ツ梅酒造跡もそのひとつで、重厚感のある母屋や店蔵が歴史を感じさせます。
少し離れた中山道沿いには、老舗和菓子店の糸屋製菓店もあります。
駐車場は七ツ梅酒造跡の裏側に。地面は砂利ですが、広いので比較的停めやすいです。
深谷シネマへは道路を渡ってすぐ。表の中山道側からも入れますが、駐車場を利用する場合は裏からの方が近いです。
こちらが深谷シネマ。高さがあるので2階もあるのかと思いましたが、平屋です。元は300年近い歴史を持つ酒蔵ですが、改装されているので屋根も外壁もきれい!かなり近代的な建物です。
深谷シネマ館内の様子
館内に入ると、酒蔵だったころの名残を随所に感じます。見上げると、天井は高く開放感があり、梁や柱は当時のままなのだそう。
上映中の作品のパンプレットやチラシ、映画監督や俳優のサインが並ぶ受付。
大型スクリーンが複数ある映画館とは違い、全体的にこじんまりとしています。
ロビーには深谷シネマで上映中の作品、これから上映予定の作品のチラシが置いてありました。上映作品のアンケート用紙があったので、お客さんからの要望で決めることもあるようです。
全国上映して少し時間が経った作品や単館向けの作品など、さまざま。
新聞や雑誌から作品の記事を切り抜き、紹介しています。掲示物ひとつにしても、手作り感があるのでいいですね。
ちなみに今回は取材を兼ねて、阪本順治監督、稲垣吾郎主演の「半世界」を鑑賞してきました!ほぼ満席で注目度の高さを感じましたよ。
劇場は1つで席数は約60席。全席自由席で、一回の上映が終わるごとに入れ替え制となっています。
ここで映画の舞台挨拶が行われることもあるそう。過去には大林宣彦監督、高畑勲監督、阪本順治監督など、著名な方がいらしたことも。舞台と座席の距離が近いのもミニシアターならではです。
こちらは劇場内の一角に設けられた親子ルームは、小さいお子さんと一緒に鑑賞するときにはおすすめ。完全個室でエアコン付きです。
多少話したり、イスから立っても周りの人に迷惑がかからないので過ごしやすそう。利用料金は1,000円ですが、パパママ応援ショップのカードを提示することで無料になります。
深谷シネマの料金
深谷シネマの料金がこちら。大型の映画館より安く、気軽に行けるのもうれしいところ。
- 一般:1,100円
- 障がい者:900円
- 高校生:800円
- 小・中学生:700円
- 幼児(3歳以上):500円
- 親子ルーム使用料 : 1,000円(パパママ応援ショップ優待カードを持参の場合は無料)
深谷シネマの上映作品
深谷シネマの上映作品は公式サイトで確認できます。
上映作品や上映時間は、月初めに更新されていることが多いです。行きたい方はぜひチェックしてみてください!
映画が上映する時は、支配人さんの挨拶で始まりました。こういう始まり方は初めて!
シネコンが多い中、深谷シネマのような場所は貴重になりつつありますね。ほっとする温かみのある雰囲気に包まれた映画館でした。
深谷シネマ 施設情報
- 住所:埼玉県深谷市深谷町9-12
- 電話:048-551-4592
- 営業時間:10:00〜22:00
- 休館日:火曜
- 公式サイト:深谷シネマ公式サイト