行田市の和菓子店、金沢製菓店へ行ってきました。
埼玉の郷土菓子「いがまんじゅう」と「塩あんびん」を買ってみたのでご紹介です。
目次
行田市の金沢製菓店について
金沢製菓店の場所はさきたま古墳近く、前玉神社の隣にあります。
創業は安政5年という歴史あるお店。店員さんによると日によっては午前中で完売する商品もあるそうです。
駐車場は店舗横にあり5台くらい停められます。
金沢製菓店で購入したお菓子
いくつか買ってきました。
いがまんじゅう
「いがまんじゅう」とは、埼玉県北部に伝わる饅頭の周りに赤飯をまぶした郷土料理。農林水産省全国郷土料理100選に指定されています。
埼玉北部は昔から米麦を中心とした生活文化があり、田植え後の農あがりや夏祭り、お祝いごとなどにいがまんじゅうを作り食べる習慣がありました。
「なぜ、まんじゅうと赤飯の組み合わせなのか?」という点は、もち米が高価なため、見た目を大きく見せるためにまんじゅうと一緒に蒸し上げたいう由来があります。
赤飯のおにぎりに見えますが、裏返すとおまんじゅうが赤飯に包まれているのがわかります。まんじゅうについた赤飯が栗のいがのように見えるため「いがまんじゅう」という名称です。
子供のときから食べていますが、もち米の赤飯は腹持ちがいいので朝食や空腹時にもぴったり。
まんじゅうの餡の甘さと赤飯の塩味が絶妙なおいしさです。
中身はつぶあんまんじゅう。金沢製菓店にはこしあんもありました。
塩あんびん
「塩あんびん」とは、砂糖を使わず塩だけで味付けした餡を入れた大福。砂糖が高級で手に入りにくい時代に塩で代用して餡を作ったことがはじまりです。
「いがまんじゅう」同様、埼玉の郷土料理として知られており、農家でお祝いごとがあると作り親戚やご近所に配っていた風習があります。
塩あんびんの食べ方はそのままでももちろんですが、砂糖を付けて食べたり、餅が固くなったらトースターで焼いて食べるなどがあります。
私は買ってきた状態で食べましたが、お餅が厚めで食べごたえがあり餡が出てくるまで伸びる、伸びる!伸びてちぎれるまで時間がかかりました。あっさりとした塩味なので、甘いものが苦手な人にもおすすめです。
ねこもなか
「ねこもなか(1個税込150円)」はその名のとおり猫の形をした最中。
前玉神社に住んでいる猫にちなんで商品化されたのかもしれませんね。
お皿に出すと、丸くなっている猫を模したかわいらしい最中が出てきました。
パリッと香ばしい皮の中には、小豆あんがぎっしり詰まっていて食べごたえは抜群。餡の甘さと最中皮のバランスがちょうどいいお味でした。
どら焼き
こちらは「ネコちゃんどら焼(1個税込160円)」。
以前は焼き印が猫の手でしたが、表情に変わっていました。
中身の粒あんは甘さ控えめで小豆の豊かな風味が楽しめます。
金沢製菓店 営業時間・店舗詳細
- 住所:埼玉県行田市埼玉5288
- 電話番号:048-559ー1663
- 営業時間:8:00〜19:00
- 定休日:月曜
- 駐車場:あり(無料)
- 公式サイト:金沢製菓店