栃木県益子町の名産品といえば、全国的に有名なのが益子焼。春と秋には年2回「益子陶器市」が開催されています。春の陶器市へ行ってきた様子を紹介していきます。
目次
益子陶器市とは
陶器市は1966年(昭和41年)から始まり、例年、春のゴールデンウイークと秋の11月3日前後に開催されます。
益子町観光協会公式サイト
販売店約50店舗の他約500のテントが立ち並び、伝統的な益子焼から、カップや皿などの日用品、 美術品まで販売されます。
テントでは新進作家や窯元の職人さん達と直接会話を楽しむことができます。
焼物だけでなく地元農産物や特産品の販売も行われ、春秋あわせて約60万人の人出があります。
人口約23,000人の益子町に、陶器市の開催中は大勢の人が訪れます。合計来場者数は約40万人になることも。
個人作家さんの販売もあり、若手の方やベテランの方がつくる、様々な作品にも出会えます。
益子陶器市の様子
埼玉北部の自宅から益子町までは高速を使って2時間ほど。8時過ぎに到着しました。
早く到着しすぎたかな、と思いましたがそんなことはなく。真岡IC周辺は既に混み始めていました。早くも満車になっている駐車場があったりと、早く来て正解。
益子町のパンフレットには情報満載でした。総合案内所に陶器市の地図が置いてあるので確認しておくのがおすすめです。
陶器市の一番のメインは「城内坂通り」です。
道路の両脇には1kmほど陶器市のテントが並び、個人の作家さんや陶芸体験ができる大きな店舗の商品まで様々です。
城内坂通りの細い脇道にもテントが並びます。自宅での食事用や撮影用のお皿が欲しかったのでとにかく歩いて回ってきました。
500以上が出店している益子陶器市ですが、気に入った品を見つけるのはなかなか難しいなぁと。作家さんの陶器は高額なものが多いので、予算との兼ね合いもありますね。
道路沿いだけでなく、古い蔵を利用した展示もありますした。暑い日だったので蔵の中はひんやりして気持ちよく小休憩にはちょうどいいです。
実際に使用している釜を見学することもできます。まさに焼き物の町ならでは!
「登り窯」という山の傾斜を利用することで、炎の余熱を余すことなく利用できる窯の構造だそうです。
別の場所では近くで見学できる展示用の釜がありました。斜面になっているのが分かります。
各部屋に陶器を並べ、約四日間かけて釜焚きするそうです。中の温度は1000℃〜1300℃とか。
8時過ぎから10時30分まで歩き回り、結果陶器を数点購入です。もっと時間をかけてじっくり回りたかったくらい。
遠方なら日帰りではなく、宿泊するのもよさそうです。益子陶器市は数日かけて開催されるので、町の散策も兼ねて巡るのもいいかもしれません。
益子陶器市へのアクセス方法・開催時間の情報など
益子町観光協会のページに詳しい情報が載っています。益子までの直行バス、駐車場・トイレ情報など、訪れる前に確認しておくと便利です。
駐車場について
駐車場は各所に点在していますが、無料と有料があります。
陶器市の中心となる、城内周辺はほぼ有料です。料金は500円から。城内周辺の駐車場は早めに埋まっていきますので、近くに駐車したい場合は朝一で行くことをおすすめします!
主な無料駐車場はこちら。どこも城内周辺からはやや遠いです。
- 益子駅西口駐車場
- 益子町役場
- 益子町商工会
- 益子中学校